TOEICリーディングで時間が足らない、長文の最後の方で塗り絵になってしまう。
TOEIC経験者ならそのほとんどの方がぶつかる課題かと思います。
今回この記事では、そんなリーディングパートの時間が足りないという悩みに対して5つの対策法を紹介したいと思います。
毎日ビジネス英語の文章を大量に読めればベストなのはわかりますが、仕事をしていたりすると実情それどころじゃなかったりしますからね。
この記事では、英語の実力は今のままでも実践できる時短テクニックも紹介しているので是非読んで実践してみてください。
目次
リーディングで時間不足にならないための5つの方法【塗り絵対策】
1. Part5で悩まない(一問20秒以下で解く)
TOEICのリーディングパートを素早く解くコツの一つとして、Part5で悩まないというのがあります。
Part5の問題というのは、Part7などの長文問題と違って問題文を読み込んだからといって解答がわかるようなものでもありません。
わからない問題に出会ったら潔くマークだけして次の問題にいくようにしましょう。
なお、一問あたりの解答時間は20秒以内になるよう努力しましょう。
下記のように、各種TOEIC対策本でもPart5は一問あたり20秒以内の時間が推奨されています。
1問あたり平均20秒で解き、全体の解答時間を10分以内に抑えることが目標です。迷う問題も「最大30秒」を肝に銘じ、直感でどれかにマークして次に進みます。
©️TOEICテスト 新形式精選模試 リーディング2 P7
Part5の解答ペース (中略) <1問20秒>または<3問1分>のペースで時間を計ってとくようにしてください。慣れないうちは1問20秒で解くのは大変ですが、英語力を伸ばしつつ、解答のコツをつかめば次第にテンポよく解けるようになります。
©️TOEIC L&Rテスト 文法問題でる1000 P16
もし、Part5の問題をどうしても20秒で解けないという人は「TOEIC L&Rテスト 文法問題でる1000」などのPart5対策書を利用して解答速度を上げるためのトレーニングをしましょう。
2. 素早くマークできる道具を使用する
TOEICマーク時間を少しでも短縮出来ないかと下記の3条件で本日100問連続マークした結果をご報告。
— SATO@英語×ブログ🇬🇧 (@sato_english_) 2019年5月18日
筆記用具:100問マークにかかった時間
HBの普通の鉛筆:3分40秒
1.3マーク用シャープ:3分03秒
2.0製図用シャープ:3分15秒
20秒あればpart5が一問は解けますからこの差は大きいですね🧐 pic.twitter.com/KIOIDtDRXc
TOEICリーディングの問題数は100問と題数が多いですから、それらの問題をマークする(塗りつぶす)時間もばかにできません。
例えば、同じ100問を塗りつぶすにしても、通常の鉛筆HBとマークシート用のシャープペンシルではその時間が約40秒も違ってきます。
約40秒もの時間があればPart5の問題が2問も解ける計算になります。
なので、TOEICで使う筆記用具はしっかりと時短できるものをこだわりましょう。
おすすめのTOEIC用筆記用具については下記の記事にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。
関連記事:解答速度が上がるおすすめのマークシート用シャーペン。実際にマークして速さ比較してみた。
3. Part7の難問を飛ばす
【TOEIC】公式問題集を分析すると、トリプルパッセージに出題される複数文書参照問題の数は1セットあたり平均2問で、各設問への設定率は設問1が23%、設問2が30%、設問3が63%、設問4が53%、設問5が50%
— SATO@英語×ブログ🇬🇧 (@sato_english_) 2019年5月14日
新形式精選模試リーディング2より
時間が足りないなんて時は設問1、2だけ解くのがよさそうですね🤔 pic.twitter.com/BD1dX7P8Up
Part7の難問に当たって悩み続けて時間を大量に使ってしまった。
なんていう経験はTOEIC受験者の方であれば、どなたもあるのではないでしょうか
TOEICリーディング解答時間が足らない現象を解決する方法としてPart7の難問を飛ばすという手段もあります。
例えば、TOEICのPart7では次のような問題が難易度が高い傾向があります。
- トリプルパッセージのクロスリファレンス問題(複数文書参照問題)
- imply / inferの入っている問題
- NOT型問題(設問文に大文字のNOT)が含まれる設問
こういった難易度の高い問題を飛ばし、自分の実力で解ける問題に集中することもTOEICの点数を上げる上では重要なテクニックになります。
詳しくは下記の記事にも書いているので、そちらの記事も是非あわせて読んでみてください。
関連記事:TOEIC Part7で時間切れにならないために難問を捨てよう。捨てるべき問題とは?【塗り絵対策】
4. 模試を解いて自分の弱点を知る
TOEICの模試(リーディング)を複数回解くことで自分の弱点が見えてくるということもあります。
例えば、前述したようなPart7のクロスリファレンス問題に時間をかけすぎてしまっている(正答率が悪い)や、Part5の文法問題で品詞の正答率が低いな等、TOEIC本番を受けているだけだと見えてこない自分の弱点というものが模試では見えてきます。
その見えてきた自分の弱点を踏まえて、TOEIC本番を受けることでリーディングの点数を伸ばすことができます。
TOEIC直前に試した模試で難問の正答率が低いのであれば、本番は思い切って難問を切るとか、Part5で悩みすぎる癖があるのであるとわかっていれば、サクサク適当マークをしていくなどの工夫をすることが可能です。
なので、TOEICを受ける前には必ず模試を解くようにしましょう。
どの模試を解いたら良いか悩んだらまずは、「TOEIC(R)テスト 新形式精選模試リーディング2」を解いてみましょう。
詳しくは下記の記事に書いていますが、5回分のリーディング模試が含まれているのに公式問題集よりもコスパが良いという仕様なので、どなたにもおすすめすることができます。
関連記事:全てのTOEIC受験者におすすめできる模試本「新形式精選模試リーディング2」【レビュー】
5. ダブルパッセージ・トリプルパッセージ問題に慣れる
リーディングパートが苦手という人はダブルパッセージやトリプルパッセージ問題に苦手意識を持っていたりしないでしょうか。
ダブルパッセージやトリプルパッセージは単純に文章量が多いですし、各文書間で情報を組み合わせたりして解答しなければいけない問題も必ず入っていますから、難易度も単純に高いです。
普段から英文を読んでいる人でも、各文書間の情報を組み合わせるという作業は仕事で英語を使っている人でない限り、なかなか日々の生活の中で実践する機会が少ないのではないでしょうか。
なので、やはりPart7のダブルパッセージやトリプルパッセージといった高難易度問題を解くには、そういった問題に普段から模試などで慣れていく必要があります。
前項で紹介したような模試を一度解いて、日々復習するのでも良いですし、Part7特化の問題集を解くというのも一つの方法です。
ダブルパッセージやトリプルパッセージにひるむことないように日々トレーニングを積み重ねましょう。
まとめ
本記事で紹介した、TOEICリーディング(時間切れ、塗り絵にならないための)対策をまとめると以下のようになります。
- Part5で悩まない(一問20秒以下で解く)
- 素早くマークできる鉛筆・シャープペンを使用する
- Part7の難問を飛ばす
- 模試を解いて自分の弱点を知る
- ダブルパッセージやトリプルパッセージの練習をする
これらのポイントを押さえて、TOEICリーディングの点数を5点でも上げていきましょう。
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